隧道図鑑
昨年、枇杷山トンネルを歩いてからトンネルを「見」て歩くようになった。
横須賀ならではの古い隧道、通称お化けトンネルや、
谷戸をつなぐ小さなトンネルなど、見所は多い。
それまでトンネルを避けていた理由は、単純に風景が見えないからである。
板塀やトタン塀に沿って、曲がりくねった路地を進む。
路地の先には古い鳥居や、突然ひらける断崖や、ツタの絡む玄関がある。
磨り減った石段を上って、上り切ったらまた下りて、いつか見た街にたどり着くまで。
それが谷戸散策、古い地脈をたどる旅。
トンネルは最短距離で行ける代わり、そうした道すがらの景色が楽しめない。
A点からB点へ抜けるだけ。
途中で迷うことすら出来ない。
しかし辺りの風景は別の機会にして、
トンネルだけをじっとみれば、それはそれで異界的である。
M君が言うように、入り口の私と出口の私が同一人物である保証はない。
A点とB点の間に横たわるのは無機質の暗がり。
幽霊もいない代わり、たぶん神もいない、谷戸のアンダーワールド。
元々入り組んだ谷戸である。、
強引に穴でも開けない限りまっすぐ行ける道などありはしない。
そしてあるとき横須賀の谷戸にトンネルが掘削され始めた。
それは枇杷山トンネルより、もっとずっと前の話。
[album: 横須賀隧道図鑑]
(2009.05.20/イチロー記)
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コメント
僕は隧道を前にすると全身の毛穴が瞬時に閉じてしまい 大いに動揺してしまうのです。
之は子供の頃からのことで 同じことがダムを見るときにも起こります。何か畏れのようなものを感じてしまうのかもしれないですね。
似たようなことで 散歩の途中などで暗渠の存在に気がついたときにも身構えてしまう自分がいます。
投稿: gurikonoomake | 2009年5月21日 (木) 10時58分
gurikonoomakeさん、
私はトンネルだらけの地域で育ったせいか
怖いという感覚はなかったんですが、
今回集中的に歩いたらさすがに体調を崩しました。(ノд・。)
やはり陰の気というか、一種の虚無感がある。
”陽気なトンネル”というのは一本もナイ(笑)。
だから体調の悪い時や、欝の気のある方は、
多少大変でも、山越えをお薦めしたい(笑)。
鬱々と歩きながら、
今頃この上で谷戸の爺さん婆さんがお茶をすすってんだろうな~とか、
下らんことを考えて気を紛らせておりました。
・・そろそろ谷戸へ帰らないと-( ̄○ ̄;)!
投稿: イチロー | 2009年5月21日 (木) 17時48分
サニープレイスさま
ミクシーではトンネル情報をありがとうございました。そのうち是非さがしにいってみたいと思います。
こちらの写真をパラパラと拝見しています。
田戸台の扇風機のある風景がバツグンですね。
水曜日の猫
投稿: 水曜日の猫 | 2009年5月24日 (日) 11時46分
(*^m^)水曜日の猫さん、いらっしゃいマセ!
行き方のヒントをミクに書いといて、ナンのことはない
昨日、ナンとその自分が迷いました!Σ(゚д゚;)・・・。
平六が気に入って又写真撮りにいったんですが、
情けない事に追浜2丁目の分岐路を間違えたらしい(笑)。
前回は11月ごろでしたんで記憶もオボロゲです。
仕方なく中学生くらいのおねーちゃん二人に道を尋ねたら、
嬉しい事に近くまで案内してくれたんです。
こっちは十分アヤシイ中年オヤジというのに(*´v゚*)。
ところで道の途中に”タヌキ出没注意!”との看板があって
一瞬戸惑いましたけど(笑)、
勿論彼女達のおかげで無事たどり着くことが出来ました。
ですから猫さんも道に迷ったらぜひ地元住民に尋ねるのをおススメします( ^ω^ )。
梅田トンネルの際も近所のオバちゃんが
。
案内してくれた事を思い出し、この辺の
谷戸の人々は親切だなーと感激した次第です。
投稿: イチロー | 2009年5月24日 (日) 15時00分